糸さんの夢ノート

生活を充実させるためのメモです。

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席を譲っただけで幸せな気分になった



この秋から腰痛の改善をする治療のため、月に1、2回電車を使って通院している。

治療代は私にとって高額だし、通院も時間が掛かる。


だから絶対に治したい。家でも朝昼晩に15分程度ストレッチに取り組んでいる。

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とにかく腰痛とオサラバしたい。



夫は腰痛と無縁、だったはずなのに。


少し前に腰痛を発症してしまい、ちゃんと歩けなくなるほどになってしまった。階段も上がれず私も慌てた。

すぐに近くの病院でレントゲンを撮ったけれど、問題なしだった。次にMRIの予約をした。


でも、MRIを受けるまでの間に夫は都内の鍼灸院に駆け込んだ。


。。。そして、たった一回の鍼の施術で完全復活した!結局MRIは受けず、それ以来腰痛もなし。



それで夫の勧めもあり、私もその鍼灸院に通っているという流れ。



電車で


その鍼灸院に通うのに電車を使っている。

だいたい朝の通勤ラッシュが終わったあとの時間帯の電車に乗る。


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席は空いているけれど、コロナが気になるから隣の人と密着しそうなときは立つようにしている。

治療が終わり、また帰りの電車。


帰りは余裕で空いているからふつうに座る。



そのまま軽く寝てしまう。治療のあとは身体が緩むのか毎回眠くなる。



ふと目を覚ますとまだ途中の駅だった。車内は人が増えていた。



私の隣には70代に見える女性が座っている。


顔を上げるとその女性の前には連れ合いと思しき年配の男性が立っていた。


一瞬考えた。


が、考え出すと逆に躊躇して動けなくなる!と思った。「私、すぐに降りますので良かったら、どうぞお掛けください。」、と意気地なしの私はなるべくゆっくり言葉を発し、立ち上がった。



ゆっくりと、「ありがとうございます。助かります。」と言われ、ホッとして笑顔で会釈した。



ちょっと勇気が必要だったけど、気分がぐっと良くなった。



こちらこそありがとう。

自分で良いと思ったことを踏み出せて、その上お礼も言われて気分が良くなりました。



。。。ところが、気分良く立ち上がったもののよくよく駅を確認したらまだ私の駅までは軽く20分は乗っていなくちゃいけなかったことに気付いた。

こういったそそっかしいこと、私には良くあるんです。。。泣&恥。



このまま私が目の前で立っていたら、お互いに気まずいと思い、会釈して静かに隣の車両に移動した。



途中そうっと見たら、案の定そのご夫婦のほうが先に下車していた。



そそっかしいな私。小さく笑った。 でも気分は良いままだ。



ボランティア団体に入りたいと思いつつ結局何もしてない私。


でも、結局人のためと思いながら、「ありがとう」と言われたい自分のためだったりするのかなぁなんて思ったりする。