ドイツ旅行を経験して。
何年も前の28歳のときにドイツへ旅に出ました。
最初で、(たぶん)最後のひとり旅です。
職場で2週間ものお休みをいただき、フランクフルトから入り、ウロウロしてきました。
ツアーは、時間、行動を縛られるのがどうもニガテなんですよね。
念のため、行きと帰りの飛行機と、最初の2泊だけホテルの予約を日本で済ませていきました。
ドイツ語は挨拶のみ覚えて、英語も挨拶に毛が生えた程度です。
小さな会話本とゼスチャー、笑顔で乗り切りました。えへ。
心配性な親が、それほど心配しないで送り出してくれたのは今でも本当に感謝です!
※安全確認のため、1日1回国際電話するようには言われました。
ドイツに行った理由
シンデレラ城のモデルになっているノイシュバンシュタイン城を見たかったからです。
ディズニー好きなのではなく、そのお城をつくった『狂人』と呼ばれる王様、ルードヴィヒ二世に興味があったんです。変人好きです!
もし訪問する機会があれば、ノイシュバンシュタイン城の近くにあるヴィース教会もオススメします! 素晴らしいフレスコ画が見られますよ。
ノイシュバンシュタイン城だけのつもりが、王様がつくった他のお城も見たくなりリンダーホーフ城、キームゼー城も訪ねました。
ドイツは本当に安全で親切な国でした。
お花が咲いているのどかな公園のベンチでバッグを枕にして、文庫を読んだり、昼寝なんかもしました。
バスに乗るのに困っていたら、なんと一緒に乗ってくれて、途中まで案内をしてくれた人もいて、感激したり。
自分の気持ちの変化
この旅を経験してから、確実に私は少し変わりました。
ぼーっと公園にいることも多くていろいろ考えました。
まず、ずっと親と一緒に住んでいたので、離れて感じる親のありがたさをすごく感じたこと。
それから、もっと精神的に自立しなければいけないことにも気づきました。
これまで、周りの友人の様子を見て、合わせることが多かった私。
自分軸がなくて、自分に自信が持てなくて、そんな自分が嫌でした。
自分のことを自然にゆっくり、ゆっくり考えることができました。
旅は2週間でしたが、一人で決め、一人で動いて、これは人生初のことです。
途中、韓国人の一人旅をしている女の子とお茶をしたり、現地のドイツ人の方たちとビールで乾杯したり、ささいなことだけど、「私、すごいかも。」と自信の持てる良い思い出になっています。
自分から心を開いているような心地の良い感覚がしました。
旅を終えて、日本に着いたときのこともよく覚えています。
帰りの電車に揺られながら、これから何か変わりそうなキラキラした気持ちになっていました。
次の年には、インドのガンジス川で沐浴をして、さらなる覚醒を!!と一人旅を目論んでいたのですが、間近で祖父が亡くなり行けずじまいになりました。
でも、当たり前ですが、旅は外国でなくても出来ます。
行ったことのない場所を訪問するのは近場であれ、テンションが上がります。
最近は、ゲストハウスなるものを良く聞き、興味があります!
普通のホテルに泊まるより楽そう。 1回試してみたい。
旅は新しい自分との出会いなんですね。年齢は関係ない。何事も自分次第だと思っています。