強く、しなやかに
いま私は50歳。
昨年から自分について色々考え中です。
これまでの生き方はどうだったのかとか考えたりすることも。
結局答えは出ない。自分の人生を必要以上に否定するのも良くない。やっぱり、いろいろと恵まれている、努力なんてあまりしてこなかった割にラッキーな人生だと思う。
でも、やっぱり心は迷路に迷い込んでいる。
気持ちが落ち着かず、ネットで調べたこともあったけど、結局「更年期だから」という言葉に行き着く。それももう疲れた。
LINEでやりとりしている同い年の友達たちも、「更年期で、いろいろ困るよ。」なんて言ってる。
右から左へ
最近はだいぶ落ち着いたけど。
突然世界でひとりぼっちになったようなざわさわと不安な感覚がある。
いまは夫がコロナの影響で家に居られるようになり、私としてはとてもとても安心ではあるけど、甘えてばかりもいられない。
母にアドバイスを求めてみたけど、「症状らしいものは何もなかった。」のこと。でも母の親友はかなり重くて大変だったと聞いた。私もそこは母に似たかったよ。
疲れたある日、突然、なるようになれ、と思った。
今までの人生の経験上、執着をやめて開き直ると意外とうまく行くことが多かったことを思い出した。
気持ちが勝手にハラハラしてきても、真っ向から取り合わない。客観的に自分を見る。
ふうん、いまハラハラしてるな、顔が赤くなってるなとちょっと距離を置いて他人事みたいに、右から左に受け流すみたいなイメージを浮かべる。
それから青空の下、のんびりと草原で大の字で寝てる私。焦っても仕方ないよ。
そういう映像を思い浮かべるとすっと気分が落ち着く。
開き直りは、冷静さを思い出させてくれる。
文字が大好きで、文字に救われることも多い私。
この文章もいつか笑顔で読み返せる日がきっと来るはず。
乗り越えたら、私は人生をもっと強く、しなやかに生きていけるようになれるんだと心の隅で思っている。